同部は先月10日に秋葉台公園で行われた関東大会神奈川県予選会で、法政二高に勝利を収めベスト4に。準決勝、3位決定戦では敗北したものの、予選4位で関東大会の出場権を獲得した。
「徹底した守りが功を奏した」。大舞台への切符を手にした要因を向淳造監督はこう語る。部員36人のうち約半分は高校から競技を始めた初心者ながら、相手の隙を突いてトライを奪っていった。
毎年チームテーマが変わる同部。今年は「規律とパッション」を掲げた。藤沢ラグビースクール出身で、同部でキャプテンを務める林遥陽さん(3年)は「規律を守れなければ反則や失点につながる。荷物をきれいに並べるなど普段の生活にも落とし込み、プレーに生かしている」と説明。ランニングトレーニングでは「パッション」という掛け声で互いを鼓舞する。「走り負けて勝てなかった場面も多い。辛い時も皆と一緒なら乗り越えられる」といい、屈強な足をのぞかせる。
高い目標意識を持って練習を重ねるも「全国レベルの常勝校は簡単に勝たせてもらえない」ということも認識している。「油断せずに自分たちの全てを出し切り、優勝したい」。高まる興奮を胸にグラウンドへ上がる。
同部は7日(土)午前10時から、名門・東京高校との初戦を迎える。
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