海のボーイスカウト「藤沢海洋少年団」(森清隆団長)は8日、江の島・湘南港内で落水訓練を実施した。日ごろ海上で行う活動中に海に落ちた事態を想定。28人の子どもたちが真剣な表情で取り組んだ。
「もし海に落ちてしまったとして、ライフジャケットを着ている人が助かる可能性は80%以上。ちゃんと着ていなければ30%にまで下がる」など、岸壁で海上保安庁湘南海上保安署の職員から落水時の注意を受けた団員たち。その後、2隻のボートで湘南港を出港した。保安署職員が見守る中、溺水者役の団員がボートから海へと飛び込み、「助けて」と大きな声を上げながら救助を求めた。ボートから投げ入れられたひも付きのペットボトルやクーラーボックスを抱きかかえ、無事に引き上げられた。
団員の一人、水津千尋さん(六会小2年)は「これで友達が海に落ちても、すぐに助けられる」と誇らしげに語った。
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